ヒューズBOXからの電源取り出し 2/2 実装編

実装編

アフリカツイン (CRF1100L) のシート下のヒューズBOXから電源を取り出し、電熱ジャケットや電熱シートをアフリカツインに付けられるようにしてみたものです。

※自分用の記録なので無保証かつ推奨もしていませんが、自己責任とはなりますが、誰かの参考になればと思ってます。


なおこちらは実装編でして 事前準備はこちら にて説明しています~


■ヒューズ電源の取付け

最初にバイクのメインスイッチを切っておきます。
それからシートを開けて、バイクのヒューズボックスを少し浮かせます。写真にあるひっかけを外せば持ち上がります。


4つあるリレーの間に隙間があるので、ヒューズ電源のミニ平型側を通します。


次にヒューズのプラスとマイナスを確認します。
オーム電機のTDX-200ですと 公式マニュアル があるのでそれをまずはご一読いただき、理解してから次へ進んでください。
手元にあったテスターの場合、テストリードの赤は向かって右の「VΩmA端子」に接続しました。黒は真ん中の「COM端子」に接続しました。

ファンクションスイッチは10時の方向にある20Vを選びました。

この辺りを間違えると1発でショートして最悪バイクが壊れる場合があります。マニュアルに不明点があるうちは次に進まず、乾電池やミニ四駆などで試してから次へ進まれるようおススメします。

テスターの用意ができたらACCのヒューズを調べてみましょう。
ヒューズクリップなどを使い、ACCのヒューズを抜き取ります。その接点にショートしないよう気を付けながら、テスターの棒(テスト・リード)をそれぞれに付けてみましょう。

ACCはメインスイッチを切っている場合には電気が流れていないはずなので、どちらにつけても0Vになるはずです。
ではテスト・リードをはずしてメインスイッチを入れてから、もう一度テスト・リードを付けてみます。僕の場合、写真の奥側がプラスで、手前側がマイナスで、13.23Vと出ました。

プラスとマイナスが確認できたらヒューズ電源のプラス側をプラスに挿します。


ヒューズ電源の反対側にACCとわかるように、何か印をつけておきます。

次にG-HEATER側でも同じようにやってみます。ただしG-HEATはメインスイッチとは関係なく常時通電しているので気を付けてください。

僕のバイクの場合、以下写真のようにどちらのヒューズもプラスは奥側でした。

同じようにG-HEATのヒューズ電源の反対側にG HEATとわかる何かを付けておくなどします。

最後に蓋を閉められるように、無理のない範囲で曲げて、キレイにしまい、ショートや断線予防のためにヒューズボックスの蓋は閉めておきましょう。


■アース端子の取付け

amon 1140 アース端子をボディアースに取り付けます。僕の場合、写真の通りの場所に、真後ろから挟んで取り付けました。シートロックに干渉しないように注意してください。


車体右側に少し余裕があるのでぐるっとフレームの下をくぐらせ前に持ってきます。そして準備編で自作した平型Y型接続端子を付けておきます(写真は初期のストレート型ですが不足したので現在はY型ですw)


■リレーの取付け

準備編の回路図を見ながら接続していきますが、作業前にリレーの説明書を見て、ケーブルの色などに変更がないか確認後、実際の作業を行います。


接続後に通電確認を行います。適切な電流が流れていること、流れていないことをテスターで確認してください。
例えば下の写真は黄色端子の出力を確認している例です。黄色はメインスイッチに連動しているはずなので、メインスイッチONで電流が流れ、メインスイッチOFFで電流が流れなくなるのを目視したものです。
ただこの作業中にたまに混乱しそうになったのがY字分岐ケーブルの色が全部黒なので、プラスとマイナスを混同しそうになることです。お時間あれば赤い線でY字分岐ケーブルを自作して、プラス側を赤に揃えると便利ですね。

■ひとまず完成

こんな感じになりました。
これを無理のない範囲で曲げて車体右側(写真だと上の方)に埋めていきますが、電装品を付けてから押し込めば二度手間を防げるので、次は電装品の準備をしていきましょう♪

■電装品を準備する


僕は次のようなものを接続してみていますので参考までに。

 

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