ヒューズBOXからの電源取り出し 1/2 準備編
準備編
アフリカツイン (CRF1100L) のシート下のヒューズBOXから電源を取り出し、電熱ジャケットや電熱シートをアフリカツインに付けられるようにしてみたものです。
※自分用の記録なので無保証かつ推奨もしていませんが、自己責任とはなりますが、誰かの参考になればと思ってます。
■完成イメージ
こんな感じにまとめてみました。
ヒューズボックスに接続したヒューズ電源とヒューズを、車体右側の下の方に空いたスペースに、リレーと一緒に突っ込みます。
そこにTAICHIの電熱グローブや電熱ジャケットに接続するための RSP041|e-HEAT(eヒート) 12V車両接続ケーブルセット を接続し、前の方から出しています。
車体の真ん中から垂れ下がっているのはKOMINEの電熱シート EK-305 12V Heating Seat pad のケーブルです。
他にもいくつかの電装品を接続していますが、それはまた別ページにて(長すぎるからね)
■購入するもの(2系統分)
工具(なければ)
プラス+側等
amon M259 [Y型接続端子] x1(または自作)
amon 1170 [配線コード AVS0.75sq 5m 赤] x1
amon 1171 [配線コード AVS0.75sq 5m 黒] x1
-側等
amon 2972 [平型端子セット 250型 15セット] x1
■ヒューズの選択
ヒューズから電源を取り出しますが、なるべく落としても走りに影響しなさそうなヒューズを選びたいですね(ABS落としたら命ヤバいし、HEAD RIGHT落としたら走っちゃダメですし、落とすことで走りに影響が出るヒューズはやめときましょう(;^ω^) )
1系統だけだと負担がかかるので2系統で、僕は以下の2つを利用しましたが、ほかのヒューズを選択する人もいるかもしれませんので参考までに。
- ACC メインスイッチ連動で電源がON/OFFするようです。
- G HEATER 常時通電しているようです。リレーをかませてメインスイッチに連動させます。
※なおメインスイッチに連動するヒューズは ACC(10A),METER(10A),HEADLIGHT(15A),ST-MAG(10A),ABS(10A),HORN/STOP(10A) かもしれません。これら以外は全て常時通電なのでバッテリー上がり対策(リレーをかますなど)が必要です。どちらにせよ使用前にはご自身でご確認ください。
■リレーのおさらい
amon 3235 の場合、パッケージ裏に詳しく書いてあるので転記しておきます。
■回路図 概要
以上を組み合わせて、以下のようにしてみました(間違えている場合もあります。さらに年式や型番違い・リビジョンによって色や場所は異なります。実際に作業する際には、必ず説明書に目を通し、作業前や作業中など随時テスターによるプラス・マイナスの確認、通電状況の確認作業は怠らないでください)。
amon M259のY型分岐でたこ足することで電装品を無限増殖させることができますが、ヒューズ電源はそれぞれ5Aのヒューズがあるので、それを超えるような電装品は接続できません。
図のようにG HEATER側にTAICHIのe-HEATを接続したら、電熱シートやドラレコはACC側に接続するとバランスがいいですね。
※あと図に書き忘れましたが、電装品(以下の図で言うと『電熱グローブ等』)それぞれの+側に適切なヒューズを必ず取り付けています。っていうかバイク向けの電装品にヒューズ無しで売っているものはないとは思いますけどね。
■平型Y型接続端子を作る
amon 1140 [アース端子] は4端子しかないので、最初にY分岐を作っておきます。
- amon 1171の配線コードを適当な長さに切って、2本を揃え、絶縁カバーを通しておきます。
- amon 2972のメス側を2本まとめて電工ペンチでかしめます。
- amon 1152のオス側絶縁カバーを2本とも通しておきます。
- amon 1152のオス側を2本の先に電工ペンチでかしめれば完成です。
長くなったので実装については次の ヒューズBOXからの電源取り出し 2/2 実装編 に続く・・・